旧約聖書を読む (10) サムエル記下

ダビデがイスラエルの王となる。ペリシテびとを征服し、イスラエルの全地を治めるが、ここがイスラエル民族のピーク、つまりここから衰退が始まる。

衰退することとなったきっかけは、ダビデがヘテびとの妻と寝てはらませその夫を殺したことである。この後内紛(?)が起きる。なんだか暗い話で走り読みした。

そして最後、主が「イスラエルとユダを数えよ」と言ってダビデが数えるのだが、なぜかその後に「罪を犯しました」と言い、主もイスラエルに疫病を下す。何がいけなかったのだろう?

ダビデは祭壇をきずき、災いが止む。


ダビデという人は非常に謙虚で、足なえを大切にしたり心の優しい人でもあったようだが、女癖が悪かったのか。めかけが10人もいた。


私が今回旧約聖書を読んでいる目的のひとつに、イエスの先祖を確認するということがある。
イエスの系図が新約聖書に記されているが、今回初めて気づいたのだが、マタイによる福音書の1章の系図と、ルカによる福音書の3章の系図が、大幅に違うのだ。「旧約聖書の記録と異なる部分がある」程度のことは聞いたことがあったが、そんなものではなく、ダビデ以降が全然違うのである。

調べてみると、「ルカの方の系図にあるヨセフの父ヘリはマリヤの父であり、これはマリヤの系図だ」という説があるようだが、私はこれを受け入れられない。

系図などどうでもいいとはパウロも言っている。
だが創世記から読んでくると血統は非常に重視されているし、イエスがダビデの直系つまりアブラハムの直系であるか否かということは非常に重要なことである。

私は「一方は母方の系図」だという説を信じるくらいなら、「血統などどうでもいいということを、あえて全然違う系図を示すことによってほのめかした」と考える。

今は、イエスはイスラエル民族でなかったかもしれないとすら考えている。

陰影礼賛

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