2012/11/03

新約聖書を読む (7) コリント人への第一の手紙

結婚について言及されている。独身を奨励しているが結婚を否定もしていない。

復活、死について言及されている。
イエスの存在を否定する人は少なくても、その復活を信じない人は多いのではないだろうか。好意的に受け取る人でも何かの象徴のようにしか捉えない。

私も復活というのは何かのたとえ、方便なのではないかと思えてならない。

ただ、七面倒くさい屁理屈をこね回すくらいなら、復活を信じる。


そもそも、イエスという人を今我々が知るのはすべて伝聞による。それも、最もその人の人となりを知るのに有用とされているのが4つの短い福音書しかないのである。

人が誰かを賞賛あるいは批判するときに、第三者の書いたその人のほとんど噂のような話、その中で彼が言ったとされる言葉を対象にするだろうか?

そんなことはただのあら捜し、言いがかりではないだろうか?

とにかく、われわれはイエスに関してはあまりに情報が少なく、彼自身についての判断のしようがないのである。

ただし、彼に出会った人、彼の事を信じる人、その人を信じる人達が伝えること、成した事、死に様、それらを見たときに、架空や想像の産物が引き起こしたとはどうしても思えないのである。