新約聖書を読む (10) エペソ人への手紙

それでは、不品行や貪欲はどうやってそれを抑えるのか。

律法は成就した。われわれは律法の下にはおらず、信仰の下におり、あたらしく生まれ変わった。

それでは、新しく生まれ変わった我々は、肉の欲望に迷うことが一切なくなったであろうか?

そんなことはない。われわれの肉体は以前と全く変わることがない。

それどころか、律法という檻がなくなったことによって、解き放たれた獣のように暴れまわっている・・・・

と、ならないのだろうか?


イエスが十字架についたのを目の当たりにした人々はそれどころではなかったかもしれないが、そんな事は遠くで昔にあったことにすぎないという人々にとっては効力がない。

新約聖書だけを読んでいて不安になるのはそういうところだ。

陰影礼賛

谷崎潤一郎 この随筆は名作だと頭の中にあったのだが、内容をまったくと言っていいほど覚えていなかった。 読んでみると、忘れていたというより、明らかに読んでいない。 厠の話が出てくるが、こんな話を読んでいたら絶対に忘れないはずだ。 陰影礼賛は、たしか高校生の国語の授...