それでは、不品行や貪欲はどうやってそれを抑えるのか。
律法は成就した。われわれは律法の下にはおらず、信仰の下におり、あたらしく生まれ変わった。
それでは、新しく生まれ変わった我々は、肉の欲望に迷うことが一切なくなったであろうか?
そんなことはない。われわれの肉体は以前と全く変わることがない。
それどころか、律法という檻がなくなったことによって、解き放たれた獣のように暴れまわっている・・・・
と、ならないのだろうか?
イエスが十字架についたのを目の当たりにした人々はそれどころではなかったかもしれないが、そんな事は遠くで昔にあったことにすぎないという人々にとっては効力がない。
新約聖書だけを読んでいて不安になるのはそういうところだ。