旧約聖書を読む (21) 伝道の書


Why was I born today
Life is useless like Ecclesiastes say 
Pete Townshend "Empty Glass"

この書は私が旧約聖書の中で初めて読んだものである。

父の書斎にあった「世界の名著」というシリーズに「聖書」もあった。すべての書はおさめられていなかったが、「伝道の書」はあって、ぱらぱらと見て短いし、「空の空」とか書いてあるので興味を持った。

聖書にもこんな虚無的なことが書いてあるのかと驚くと同時に、いっそう聖書に興味を持った。

否定する説もあるようだが、ソロモンの書とされている。

栄耀栄華を極めたソロモンなら、この世のあらゆる快楽を味わって虚無的な人生観を持ったというのもうなずける。

だが、今読んだらあんまりおもしろくなかった。

陰影礼賛

谷崎潤一郎 この随筆は名作だと頭の中にあったのだが、内容をまったくと言っていいほど覚えていなかった。 読んでみると、忘れていたというより、明らかに読んでいない。 厠の話が出てくるが、こんな話を読んでいたら絶対に忘れないはずだ。 陰影礼賛は、たしか高校生の国語の授...