また本が読めなくなった。

読めない。何を読んでも数ページで飽きる。

モーパッサン「女の一生」、ホーソン「緋文字」、「ノルウェイの森」、ソルジェーニツィン「マトリョーナの家」、カミュ「ペスト」、三島由紀夫「盗賊」・・・・

こんなところを読みかけては挫折しました。

でも、基本的に私は「1ヶ月に1冊読む」とか義務付けるのは嫌いだ。とくに小説とか詩とかいうのは、読めないときはいくら努力しても、辞書を引いたりしても入ってこないが、読めるときはすーっと入ってくるものだ。それなりの経験とかこころの準備みたいなものが必要なのだ。

読めない本を読んで、つまらないとか、意味がわからないとか感じることにも意味があって、自分に足りないものがあると悟ったり、自分の状態がよくない、何か悩みがあるとか迷いがあるとか、やるべきことがあるとか、そういうのを知るきっかけにもなるのではないか。

おもしろそうだからと思って買ってはみたものの読めずに本棚に置いておく。あれをいつか読みたい、読まねば、と思いながら生活することは自分の生活を多少変えると思う。私にとっては魔の山がそうだった。


あとは、相変わらず「不朽の名作」みたいな小説しか読まないのもどうかなと思う。もっと実用的なものとか、話題の本とかも読んだほうがいいかなと思う。

でも読書って、音楽や映画もそうかな、やっぱり別天地を味わえるのが醍醐味ではないだろうか。みんながそれを読んで楽しんでると思うと、それだけで私は敬遠したくなってしまう。

陰影礼賛

谷崎潤一郎 この随筆は名作だと頭の中にあったのだが、内容をまったくと言っていいほど覚えていなかった。 読んでみると、忘れていたというより、明らかに読んでいない。 厠の話が出てくるが、こんな話を読んでいたら絶対に忘れないはずだ。 陰影礼賛は、たしか高校生の国語の授...