2013/06/25

ホームラン級のバカ

「ホームラン級のバカ」という言葉はTBSテレビで放送されていた「ガチンコ!」という番組の中の、不良が大学受験に挑戦するという企画の中で、講師役である大和龍門がいった言葉である。

この言葉自体は非常に有名で、ちょっとした流行語になった。

だが、最近この言葉について調べてみたら、どうもこのフレーズを大和龍門が頻繁に使っていたかのように誤解されているようだが、このフレーズを使ったのは一度きりである。

私はガチンコを楽しみにして見ていたので間違いない。


さらに、この言葉は不良達全員に言われたのではなく、ある一人の生徒に向かって発せられた言葉である。

その生徒は、大学受験に挑戦するという企画に参加していながら、高校を卒業していないということが発覚した。その時に、その生徒にむかって、大和は「ホームラン級のバカだな」とあきれたのである。それが最初で最後である。


それから、「ガチンコ」という言葉を世間に広めたのもこの番組がきっかけではないだろうか。放送されたのは1999年から2003年。私はほとんど全部観ているが、番組放送当時は今ほど「ガチンコ」という言葉は使われていなかった。もともとの意味は格闘技で八百長ではない真剣勝負のことを言うだけだったが、その後、意味が拡大されていき、今では「マジ」と同じように、会話の中で「ガチで?」と、「それ本当?」というような意味で使われるまでになった。