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My back pages

Another side of Bob Dylan に収録されている曲で、The Byrdsがカバーして有名になった。
原曲は三拍子である。
30th anniversaryでそうそうたるメンバーが交代で歌ったのはThe Byrdsのバージョンである。
youtubeでカバーしている人はほとんどがbyrdsバージョンだ。「Bob dylanのmy back pages」と言いながら。
私はオリジナルの三拍子バージョンの方が断然好きだ。
ここ2週間くらいずっとこればかり聴いているのだが、歌詞の意味がよくわからない。
Crimson flames tied through my ears
Rollin’ high and mighty traps
Pounced with fire on flaming roads
Using ideas as my maps
“We’ll meet on edges, soon,” said I
Proud ’neath heated brow
Ah, but I was so much older then
I’m younger than that now 
出だしからいきなりわからない。crimson flames は真紅の炎、真っ赤な炎でいいとして、それが
tied through my earsとは? tied through という言い方は聞いたことがないが、~を通して結ばれるというようなことだろう。しかし、「真紅の炎が私の耳を通して結ばれた」とはどういうことか?

Rollin' high and mighty trapsここで区切れるのだと思っていたが、「migty traps」の述語がない。次の行に続くのか。それから mighty traps とは何か。強力な罠?

Pounced with fire on flaming roads
pounceという動詞も聞いたことがない。「急襲する」「責めたてる」という意味だそうだ。
「燃える道の火とともに急襲した」
using ideas as my maps
「概念を私の地図として使用して」
ここまでが一文なのか。

無理やり訳してみる。あえて直訳ぎみに。

「私の耳を通して結ばれたはげしくうねる真紅の炎と強力な罠が燃える道の火とともに概念を私の地図として使用し襲い掛かった」


"We'll meet on edges, soon," said I

「私たちは縁の上で会うでしょう、すぐに」と私は言った。
said I とひっくり返すのは時々見る。

edgesとは何か。崖とかそういう意味ではない感じだな。複数形だし。

on an edge でもなく on the edge でもなく、 on edges


Proud 'neath heated brow

このproudは過去分詞だろうか。browは、眉、額

「『私達は縁の上で会うでしょう、すぐに』と私は熱した額の下で自慢げに言った」

proundをこんな風に使うかな・・・ただ、proud, brow, now と韻を踏ませているだけかな・・・


Ah, but I was so much older then I'm younger than that now

「今より昔の方が老けてた」というだけの意味ではないような気もするが・・・

Half-wracked prejudice leaped forth
“Rip down all hate,” I screamed
Lies that life is black and white
Spoke from my skull. I dreamed
Romantic facts of musketeers
Foundationed deep, somehow
Ah, but I was so much older then
I’m younger than that now 

half-wracked は wreckedじゃないかと思ったが wrackedと言っている。
wrackは名詞だと波に打ち上げられた海草、難破船、漂着物だが、
動詞だと、苦悶させる、さいなむ、動揺させる、震撼させる・・・
偏見を主語として述語となるものは・・・

偏見が前方に跳ねる

すべての憎しみを引き裂け、私は叫んだ

人生は黒と白だと嘘をつく(のは誰?何?)

私の頭から喋った、私は夢見た

銃士のロマンティックな事実

foundationed は文法的におかしいが、故意か。


訳す気にもならない・・・


Girls’ faces formed the forward path
From phony jealousy
To memorizing politics
Of ancient history
Flung down by corpse evangelists
Unthought of, though, somehow
Ah, but I was so much older then
I’m younger than that now 
少女達の顔が前方経路を形成する
俗悪な嫉妬から記憶している古代史の政治家までの


軍団の伝道師によって飛びかかられた

考えてもみなかった、だけど、

A self-ordained professor’s tongue
Too serious to fool
Spouted out that liberty
Is just equality in school
“Equality,” I spoke the word
As if a wedding vow
Ah, but I was so much older then
I’m younger than that now 

自己規定の教授の弁舌は軽蔑するには深刻すぎて
自由は学校の中での平等であるととうとうと弁じた

”平等”、私はその言葉を結婚式の誓いのように言った。

In a soldier’s stance, I aimed my hand
At the mongrel dogs who teach
Fearing not that I’d become my enemy
In the instant that I preach
My existence led by confusion boats
Mutiny from stern to bow
Ah, but I was so much older then
I’m younger than that now 
兵士のような構えで私は自分の手をモンゴル犬に向けて構えた

mongrel dogs who teach
は、意味はヘンだが文法的には「犬が教える」となる。

私が私の敵になるとは恐れずに

私が説教する刹那には

私の存在は混乱の舟に導かれる
船尾から舳先に起こる反乱

Yes, my guard stood hard when abstract threats
Too noble to neglect
Deceived me into thinking
I had something to protect
Good and bad, I define these terms
Quite clear, no doubt, somehow
Ah, but I was so much older then
I’m younger than that now
そう、私の護衛は中傷が脅すと堅固に立ち
あまりに高貴で無視できない
だまされて考える
私は何か守るものを持っていたと

善と悪、私はこれらの用語を定義する
明確に、疑いなく、



・・・


難解なのか。本当に天才の書いた難解な詩なのだろうか。

まだ20代前半のBob Dylan。


彼の詩はときどき、ん?と思うフレーズが出てくることはあるが、
ここまでわけのわからない曲はあまりない。


わざと意味がなく支離滅裂に書いたのか、もしくはクスリでラリっているときに作ったのか、などとも考える。


ただ、歌い方が非常に力強く、咆哮するようで怒っているようでさえあるので、
あまりいい加減に書いたとは思えない。