1がよかったし、うわさでは2が最高傑作という声が多かったので期待して観たが、
期待はずれだった。
1の方が全然よい。
監督とか、製作者側は1の予想以上のヒットに驚いて、さらに味をしめて、続編を製作したのだろうが、1で何がウケて何が足りなかったかを勘違いしてしまったように思う。
2では、話のスケールが大きくなって、登場人物も増え、人間関係もやや複雑になっている。
1はmaxとその家族達だけの狭い世界とそれを脅かす凶悪な人物達との対決であったが、
2ではある団体とそれを襲う凶暴な連中との戦いに傭兵のような立場で協力することになる。
この構造はこないだ映画館で観た fury roadとだいたい同じだ。
fury roadは、2をさらにスケールをでかくして、副主人公的な人物の存在感が強くなっていて、
Maxがほとんど脇役になっている。
カーアクションとか、暴徒達の髪型や服装の奇抜さ、異様さ、爆発シーンの規模の大きさなど、
そんなものはどうでもよい。
しかし、どうもmad maxシリーズはそれらを追求する方向に走り、観客もそこそこそれを喜んで、興行的には大成功となったようだ。
でも私には、あまりに作られた感が強すぎ、リアリティや緊張感がなくて、つまらなかった。
途中で、「サービスシーン」がある。
疾走する車がテントをひん剥くと中にカップルがいて、
男の上にほぼ裸の女がまたがっているのだが、その女のアレがちらりと見える。
こんな下衆なことをするのも興ざめだ。
なんどもそのシーンを繰り返して観たけど・・・。
3は駄作との評価ばかり目にするし、たぶん観ないだろう・・・。