2007/06/09

2001 A SPACE ODYSSEY



2007/06/09(Sat) 03:23

私が生まれた年に公開された映画。高校1年か2年のときに映画館で見た。
その後何度かレンタルやテレビ放映を見ているが、今回、途中までだが、
みて、この作品がつまらなく思えてきた。

この映画が神というものを扱っていることは間違いないと思うが、
その神観が、非常に低級なのだ。導入部の、猿のモノリスに対する態度、あれがこの映画の神観をあらわしている。神は畏怖というより恐怖の対象、無機質で感情もない、人間と交流する事もなく、人間が交流することもなく、おっかなびっくりおそるおそる近づいてよそよそしく調べたてる。

映像の美しさや所作の自然さやちょっとわからないところはさすがキューブリックというところかもしれないが、この映画はキューブリックらしい映画ではない。

ただし神観だのストーリーのことになるとクラークに文句を言うべきなので、
これ以上は言うまい。