ヤフオクで中古を買ったので正式な型番がわからないのだがトーカイのレスポールタイプを持っている。
ピックアップを交換したら、フロントだけ鳴ったりリアだけ鳴ったり両方鳴らなかったりとトラブル続きだったので、全配線を確認することになってしまった。
図はギターをひっくり返してフタを開けて見たときのものである。上二つがフロントピックアップ、下二つがリアピックアップのコントローラで、左側がボリューム、右側がトーンコントロールである。
今までそのこともよくわかっていなかった。
ピックアップはKENT ARMSTRONGのWPU900である。
ハムバッカーサイズのP-90互換というものだ。
ケーブルは、白、赤、ベア(細い線がより合わされているもの)の3本が出ている。
添付の説明書によると白がHotということである。
まずフロントピックアップをつないだ。音叉を近づけて鳴るのを確認。
そしてリアピックアップをつないだら鳴らない。
どこかの線を誤って切ってしまったかとざっと見るが切れたりしている形跡はない。
しかしどの線が何なのか全然わからない。
ネットで調べていくうちにHotとColdが逆なのではと思い逆にしてみたら鳴った。
『フロントとリアでhot/coldが逆になっちゃってるけどいいのかな・・・』
と思いながら弦を張って弾いたら、今度はリアしか鳴らない。
いろいろいじっていたら両方鳴らなくなった・・・・
これは全面的に見直さないとだめだと思い、配線を確認したのち、
いったん全部切って、再配線した。
そしてとりあえずフロントもリアもなりトーンコントロールもできるようになった。
が、どうもフロントの音が小さい。
hot/coldが逆のため音が小さいことがあるという話はきいたことがあるし自分もそういえばそんな経験があった。
が、フロントは白、リアは赤をhotにしないと鳴らなかったのだ。
もしかしてベア線がhotというケースがあるのか?
それは試していない。
今回の騒動でいろいろ調べていくうちに、わかったことがある。
「そもそもギターのボリュームとトーンコントロールはなくてもよい」
ということである。
イングヴェイマルムスティーンが、「このギターはトーンコントロールを切ってある」と言っているのをyoutubeで見た。
『まあ、トーンコントロールなんかほとんどいじらないよね。ギター本体の。
コントロールしたかったらアンプですればいいよな・・・』
と思って観ていた。
今回の騒動でテスタを使って導通を確認する方法も覚えた。
導通を確認するときはテスタを抵抗測定モードにすればよい。
あと、ピックアップやギターの位相を確認する方法も。
もしかしてピックアップ自体が壊れてしまったのか?と思う時もあったのだが、
それを確認するには、アンプにシールドをさして、ギターにつなぐプラグのプラスとマイナス部分にピックアップのケーブルをミノムシクリップなどを使ってつないで音叉を近づけてみればよい。
ピックアップを交換するだけなら、もともとつながっていた個所を付け替えればいいだけだが、何かあったらテスタとか半田吸いとかミノムシクリップとかいろいろ必要になる。
半田ごても、電子工作で使う15Wとかでは弱いのでアンプを直すときに買った60Wを使った。
うまい人ならそんなに強くなくてもいいのかもしれないが。
あと、疑問に思ったのが、ケーブルの種類である。
網のように細い銀の線をより合わせたもの、銅色の線をより合わせたもの、より合わせてはいるが太さがそれほど細くないもの、と何種類かのケーブルが使われているがどこにどういうケーブルがどういう理由で使われているかがわからない。
(追記)
ピックアップのhot/coldについて、モノによって違う場合があるという話をよく聞くのだが、今回はモノによって逆だったのではない。
今回覚えたテスタを使ってピックアップの位相を確認する方法で試したのだが、同じ動きをするから位相は同じなのだ。
何度も試したのだがフロントは説明書通りの配線でないと鳴らず、リアは逆にしないと鳴らない。