雨だった。
16:00開場、17:00開演。
いつも早めに行き過ぎるのでゆっくり行ったらギリギリになってしまった。
会場の東京ガーデンシアターは有明にある。国際展示場駅から行ったのだが、りんかい線は本数が少ない。
この駅は仕事で何度か利用していて勝手を知っているつもりだったが会場はいつも利用しているのと反対側にあり、駅からの距離も思ったよりあった。
駅に16:35に着いたが、混雑や荷物チェックやらで着席できたのは開演5分前くらいだった。
肝心のライブは期待を上回った。
ディランの顔ははっきり見えない。表情もわからないし、ひげが生えてるのか太ってるのか痩せてるのかもわからず、顔だけぼうっと浮かんでるような感じだった。
ディランは終始ピアノの前にいて、基本的に立っていたが時々座る。
バンドメンバーはピアノを囲むように、客席ではなくディランの方を向いて演奏していた。
ギターが二人、ベースが一人、スチールギターが一人、ドラムが一人。
ベースは曲によりウッドベースになり、スチールギターは曲によりヴァイオリンになった。
Rough and Rowdy Waysの曲がメインで、その他は渋めの選曲だった。
twitterでも話題になっていたが、ここ3日は日替わりでGreatful Deadの曲を1曲カバーしている。
この日やった「Not Fade Away」はDeadがよくカバーしていたそうだがもとはBuddy Hollyの曲である。
Rough and Rowdy Waysはあまりちゃんと聴いてなかったのだが、ライブを観に行くにあたって「予習」をしておいた。
正直、Love and Theft くらいからのDylanにはあまりついていけていない。
「大人のムードジャズ」みたいな感じがどうもダメだ。Triplicateとか出されたときには今度こそディランも終わりか... と思っていた。
だが、アルバムはともかくライブは80を過ぎてもまだまだ現役バリバリである。
Rough ... からの曲も、ライブ用にアレンジされていて、新鮮に聴けた。
彼を見たのは1994, 2001, 2010についで4回目なのだが、今回が一番良かったかもしれない。