2023/05/28

福岡伸一「動的平衡」

 だいぶ前に話題になった本。題名にも興味があって読んでみようと思っていたがずっと読まずにいた。

買ったのは2017年発行の新版だが、最初に出版されたのは2009年だからもう15年ほどたっている。


最近読まない本がたまっていて整理しないといけないなとおもって本棚をながめていて、目に留まった。

この手の本はあまり読まない。高校から大学生のころ、ブルーバックスを何冊か読んだ。都築卓司さんの本が面白かった。この本もそういう分野のものだと思って読んだが、いまいちで、半分くらい読んであとは流し読みした。


生物は常に変化しつつ一定の状態を保っている、みたいなことは面白いなと思ったのだが、結局それ以上のことはあまりわからなかった。

生物学についてのいろんなエピソードが語られており、STAP細胞、iPS細胞などのことなどもそんなこともあったっけ懐かしいなと思いながら読んだが、事実や用語の説明がたんたんと並べられていて、期待したような中身ではなかった。

食物は分解されるから不足しているものを摂取するのは意味がないとか、胃袋の中も体にとってはちくわの穴の中のようなもので外側である、みたいなことはなるほどとは思ったが、本に書くほどのことでもないと思った。


2023/05/15

JuJu Club

1998年に韓国に行った。

確か帰りの空港でだったと思うが、韓国ポップス名曲集みたいなCDを買った。

そのCDで、JuJu Clubという韓国のバンドを知った。


「バンド」である。ボーカルは特徴のある声の女性でJuJu Clubの最大の特徴でもあると言っていいと思うが、私はバンドとしてJuJu Clubに興味を持ち、気に入り、彼らの発表しているCDを集めた。

そのときにすでに三枚のアルバムが出ていて、2000年に四枚目がリリースされ、すべて買った。

一般的には「韓流(ブーム)」といえば、「冬のソナタ」からということになるだろう。2003年ごろである。それよりは少し前だ。

私にとって韓国は単なるブームではなかったのだが、1998年ごろにも軽い「韓国ブーム」みたいなものがあったような記憶がある。


帰国後、その韓国ポップス集のCDを何度も聴いて、日本の音楽、それはテレビで活動しているようなアイドル的な歌手やグループに限らず、ニューミュージック(古い言い方)とかJポップとか言われるような、本格的なミュージシャン達と比べても、異質なもの、もっというと日本よりもカッコいい、優れた、洗練された、クールさ、そんなものを感じた。


その中でもJuJu Clubは特に気に入った。

このバンドにはユーモア、無邪気さ、切なさ、エスニックなものなど多様なものがあった。


JuJu Clubは韓国でどれくらいの知名度なのか、日本でもそのうち売れるのでは、いや世界的に認められるのでは、くらいに思ったが、その後特にメジャーになることはなかった。


それからしばらく経って、いつ頃だったか覚えてもいないが、

彼らの発表した曲、私が買ったCDに入っている曲の中で、有名な曲にそっくりなものがあることがわかった。

私が把握しているのは以下の三曲である。

"Denis" Blondie

"Carnival" Cardigans

"Bizarre Love Triangle" New Order


Denisについては、確かクレジットにBlondieの曲であると書いてあるが、それ以外は書いていない。
歌詞は韓国語で、編曲もそっくりなのだが微妙に違っていて「カバー」でもなく、少なくはあるがインターネットで確認できる情報からしても、悲しいことだが「盗作」であると言われても仕方がないようだ。

2002年に解散したようである。


後記
以前にほぼ同じ内容のことをすでに書いていたがすっかり忘れていた。
が、残しておく。