2021/02/23

西城秀樹 「あなたと愛のために」

 ふと、西城秀樹の「ブーメランストリート」が聴きたくなった。

聴きたくなったというか、頭の中に流れ出した。


少し前に、西城秀樹の70年代シングル盤集みたいなものを買ってあったので聴き始めた。

西城秀樹は子供の頃カッコいいなと思っていた歌手だが、ブーメランストリートが発表されたころにリアルタイムで聴いていたかは微妙だ。

聴きながら、どの辺から聴いているかなと探していき、ブルースカイブルーは確実に覚えている、炎も覚えている、その少し前のブーツを脱いで朝食をは、どうだったかな、と、

その間に挟まれて「あなたと愛のために」というタイトルがある(wikipediaを見ていた)。


あれ、どんな曲だっけ、と聴いてみると、イントロでポポポポーンというかピュピュピュピューンみたいな電子ドラム音が流れて、あ、これ俺が好きだった奴だ!と思い出した。


聴いていると、おぼえてはいなかったのだが、自分が一言一句聞き漏らさずにメロディーも全部かじりつくように聴いた曲であったのがわかった。

作曲は大野克夫。


小学校低学年の頃は西城秀樹が好きだったが、3年生くらいから沢田研二の方が好きになっていった。

大野克夫は沢田研二のヒット曲をたくさん書いている。


西城秀樹は沢田研二よりも清潔で好青年なイメージがあって、沢田研二の方が人生の悲哀や男女間の機微みたいなものを表現するのに似合っていた。

だから沢田研二の方が売れていて、西城秀樹はいい歌手ではあったが、人気絶頂で天下を取ったみたいにまではならなかった。


まあ、だからどうだということもなく、それはそれで、沢田研二も西城秀樹も素晴らしい歌手であるのは間違いない。


ちなみに尾崎豊は絶対に西城秀樹に影響を受けていてマネをしているといってもいいと思うのだがそういう話はきいたことがない。