2009/11/21

塩野七生 「ルネサンスとは何であったのか」

古本屋の店頭で売っていた100円の文庫。
塩野氏は名前は聞くが作品を読んだことがない。

思想は保守的でいまどき珍しい古風な人かなと思っていた。

だから、ルネサンスなんかクソだ、ということが書いてあるのかと期待したら、絶賛していた。

ところが、ルネサンスこそが彼女のテーマであり、ローマを書いたのもルネサンスがきっかけだというのである。

そして、さわりだけ読んでこの、何だろう、何をそんなにとがっているのかというくらいの傲慢さというか高飛車というか

低級な文明で暮らす地球人を教化しに来た宇宙人か、というようなノリに耐え切れなくなった。

もう、彼女の作品を読むことはないだろう。