2010/08/01

アウトレイジ

武の映画はbrother以降、dollsは見逃したが、必ず劇場で観ているが、これは観なくていいかな、と思っていたのだが、上映館が次第に減り始めるとやっぱり観ずにはいられなかった。

takeshis'以降、ちょっとおかしいなという作品が続いていたが、今回は切れ味が戻った。

ただし、今回の作品にはロマンというか、スピリッツというか、そういうものが全くない。
それは意識されたものかもしれないが。

映画でのヤクザの抗争というのはみんなそうかもしれないが、この映画では特に、まったくの抗争のための抗争である。

そもそもきっかけが、ヤクザの一番偉い男が、「おまえ最近あいつと仲がいいらしいな」とかいう、全く感情移入もなにもできないことである。ひょんなことから大騒ぎになった、みたいな、軽いというか、透明な話である。