アンジェイ・ワイダ監督
1960年の作品。モノクロ
原題を翻訳したら「無実の魔法使い」と翻訳された。
この映画は10代のころ夜中にテレビで放映されていたのを観て、いい映画だなと思ってずっと記憶にあったのだが、あまり有名ではなく、レンタルショップなどでもまず見かけることはなかった。
DVDを買って久しぶりに見たのだが、まったくと言っていいほど見た覚えがなかった。
主人公が医学生でドラムをたたいているとか、マッチ箱を使った野球拳のようなことをやるシーンとか、まったく記憶にない。
唯一といっていい覚えていたのは主人公がバイクに乗るシーンだったのだが、それももっとアメリカンみたいなタイプだったように覚えていたがスクーターだった。
何がよかったと思ったのかよくわからないが、まあ女の子を口説こうとするのだが結局何もしないみたいな、ガツガツベタベタしてないところ、恋愛を駆け引きとして一歩引いて楽しむというか、楽しんでさえいずやり飽きたゲームを退屈しのぎにやってるみたいな、そういう感じがよいと思ったのかもしれない。