2013/06/03

ブッダ

これもYahoo!ブックスで読んだ。

ときどきリーダーが落ちることがあってイライラする。
本のダウンロードもけっこう時間がかかる。

「ブッダ」を読むのは初めてである。

ブッダの伝記と言えるかもしれないが、彼を取り巻く大勢の人間のドラマが並行してあるいは交差して描かれる。

ブラック・ジャックよりは丁寧に描かれている。

フィクションが多少含まれているだろうが、おおむね史実に基づいているようである。


ブッダと言えば、「王子という身分を捨てて出家し苦行するが苦行では悟りを得られず菩提樹の下で瞑想して悟りを開いた」というような事が語られるが、本作品では悟りを開いた後の仏陀の人生が描かれている。


「仏教」が一大教団となって、教団を支配しようとするダイバダッタのような人物が現れたりする。


ブッダが悟ったことはどんなことだったのかは、いろんな人が語るのを聞いたことがあるが、私は誰の話を聞いてもピンとこない。執着を捨ててあるがままに生きる、無抵抗、非暴力、すべては無であるなどというのを聞いても、「そんな単純なことじゃないだろう」といつも思う。