2023/05/28

福岡伸一「動的平衡」

 だいぶ前に話題になった本。題名にも興味があって読んでみようと思っていたがずっと読まずにいた。

買ったのは2017年発行の新版だが、最初に出版されたのは2009年だからもう15年ほどたっている。


最近読まない本がたまっていて整理しないといけないなとおもって本棚をながめていて、目に留まった。

この手の本はあまり読まない。高校から大学生のころ、ブルーバックスを何冊か読んだ。都築卓司さんの本が面白かった。この本もそういう分野のものだと思って読んだが、いまいちで、半分くらい読んであとは流し読みした。


生物は常に変化しつつ一定の状態を保っている、みたいなことは面白いなと思ったのだが、結局それ以上のことはあまりわからなかった。

生物学についてのいろんなエピソードが語られており、STAP細胞、iPS細胞などのことなどもそんなこともあったっけ懐かしいなと思いながら読んだが、事実や用語の説明がたんたんと並べられていて、期待したような中身ではなかった。

食物は分解されるから不足しているものを摂取するのは意味がないとか、胃袋の中も体にとってはちくわの穴の中のようなもので外側である、みたいなことはなるほどとは思ったが、本に書くほどのことでもないと思った。