2007/03/16

Broken Flowers

途中までなのだが、ジャームッシュのpermanent vacationを見た。とてつもなく甘美な眠気に襲われ途中で挫折してしまった。strangerなどの乾いた感じ、枯れた感じはまだないもののただものでなさは感じられる。

vacation は最後まで見た。

そして、broken flowersを見た。

・・・・・

うかつな事はいえない映画である。
2005年カンヌグランプリだって!  (※)
知らなかった・・・。
これ、日本で公開された?されてないだろ?

DVDを買ったのだが、4935円もする。
まあいい。

まず・・・。
ゴーストドッグを見たときになんとなく感じたのだが、
この作品を見て確信した。
武とジャームッシュは友達だろ?
もしくはどっちかがパクってるだろ?
ゴーストドッグとbrother
takeshis'とbroken flowers
公開時期を調べればどっちが黒かわかる。

それはさておき、
この映画自体について語ってみよう。

これは、お笑い映画だよな?
少なくとも3回くらい上向いて笑った。
最初に笑ったのは、レーサーの写真などが飾ってあるシーン。
これは笑うところじゃなかったかも。
それから、犬がウィンストンそっくりだったところ。
これは確実に笑うところだ。
そして、名前は忘れたけど何しにきたの?とfuckという単語を交えて冷たく言われたところ。
それから・・・ラストシーン。
ドンそっくりな若造。
コントかよ!!!

これがカンヌグランプリなのか・・・(※)

amazonのレビューにわかりやすいオチとか言ってる人がいたけど、そんなことはない。
わかりやすいってまさか、そっくりなのが息子でした、って事?
そうでなきゃ、サンドイッチおごった若者が実は息子だったって事?
これはどっちでもないしどっちともとれる。
ストーリーはどうでもいい映画だ。
そもそもあんな一通の手紙から過去の女たちに会いに行くという設定に無理がある。
隣人の変なヤツにすすめられたからというのも無理がある。
その辺はもっとテキトーにやってくれた方がよかった。
なまじ撮り方がまともなだけにその辺の違和感があった。
でもそれも最初だけ。途中からはニヤニヤしながら見た。
なんだよあの過去の女の周りにいるちょいエロ女たちは。
軽い映画。軽い映画だよこんなの。

(※ Broken Flowersが受賞したのは「審査員特別グランプリ」。当時はグランプリだと勘違いしていました。)