私は全く興味がなかった。クロサワクロサワっていうけどそんなにたいしたもんかね?と思っていたくらいだ。
最近、クロサワ映画がやたらと放送される。日本映画チャンネルやNHK BSで、何度も何度も。
あまりに有名なので、特に好きというわけでもないのだが、ほとんどの作品を既に見た。
まあだだよは初めてである。
冒頭のシーン。
教室に、退職することになった教師が入ってくる。すると、教室に煙が漂っている。
「誰かタバコを吸ったな?」とは言うが、叱りはしない。大学なのだろう、タバコを吸うこと自体はかまわないが、
教室では吸ってはいけないことになっているようだ。
教室は静まり返っていて、生徒たちは全員、教師のほうを見ている。
肘を突いたり腕組みをしたりしている者もいない。
教師が動くと全生徒の視線がそれを追いかける。
ここで、もう違和感がある。
まず、学校の教室というのは、そんなに厳粛なものではない。
生徒なんかあっち向いたりこっち向いたりして、教師の顔なんか時々ちらちらと見るものだ。
なかには厳粛な学校、厳粛な教室もあったかもしれない。
しかし、もしそうなら、教室では禁じられているタバコなんかを、
教師が来る直前に吸うことなどないだろう。
そのクセ、先生は大切な事を教えてくれました、
なんて心から尊敬しているかのような事を一人が言うと、みんながいっせいに立ち上がる・・・
こういう、集団がみな意志を一つにして、
まるでマスゲームのように行動するシーンは黒澤映画にはよくあるが、
いつも気持ち悪さを感じるところである。
この教師というのは内田百閒だそうだ。
ちなみに私はずっとヒャクモンだと思っていたが、よくみると耳ではなく月である。
もともとは間だったのを、わざわざ閒に変えたそうである。
彼の名前は何度か見聞きしているが、作品を読んだことはない。
なんてことや、それを演じた松村達夫が2005年に90歳でなくなったことや、
彼の演じたどですかでんの姪の女に手を出す役は最低な男だったが名演だったなとか、
先生の奥さん役は今日経で履歴書を連載している香川京子なのかとか、
そんなことを調べつつ1時間くらい見たが、途中でやめた。
何で人が宴会しているシーンを延々と見なきゃならなのか。
こんな映画、売れるわけないよ。よく作ったね・・・。
最近、クロサワ映画がやたらと放送される。日本映画チャンネルやNHK BSで、何度も何度も。
あまりに有名なので、特に好きというわけでもないのだが、ほとんどの作品を既に見た。
まあだだよは初めてである。
冒頭のシーン。
教室に、退職することになった教師が入ってくる。すると、教室に煙が漂っている。
「誰かタバコを吸ったな?」とは言うが、叱りはしない。大学なのだろう、タバコを吸うこと自体はかまわないが、
教室では吸ってはいけないことになっているようだ。
教室は静まり返っていて、生徒たちは全員、教師のほうを見ている。
肘を突いたり腕組みをしたりしている者もいない。
教師が動くと全生徒の視線がそれを追いかける。
ここで、もう違和感がある。
まず、学校の教室というのは、そんなに厳粛なものではない。
生徒なんかあっち向いたりこっち向いたりして、教師の顔なんか時々ちらちらと見るものだ。
なかには厳粛な学校、厳粛な教室もあったかもしれない。
しかし、もしそうなら、教室では禁じられているタバコなんかを、
教師が来る直前に吸うことなどないだろう。
そのクセ、先生は大切な事を教えてくれました、
なんて心から尊敬しているかのような事を一人が言うと、みんながいっせいに立ち上がる・・・
こういう、集団がみな意志を一つにして、
まるでマスゲームのように行動するシーンは黒澤映画にはよくあるが、
いつも気持ち悪さを感じるところである。
この教師というのは内田百閒だそうだ。
ちなみに私はずっとヒャクモンだと思っていたが、よくみると耳ではなく月である。
もともとは間だったのを、わざわざ閒に変えたそうである。
彼の名前は何度か見聞きしているが、作品を読んだことはない。
なんてことや、それを演じた松村達夫が2005年に90歳でなくなったことや、
彼の演じたどですかでんの姪の女に手を出す役は最低な男だったが名演だったなとか、
先生の奥さん役は今日経で履歴書を連載している香川京子なのかとか、
そんなことを調べつつ1時間くらい見たが、途中でやめた。
何で人が宴会しているシーンを延々と見なきゃならなのか。
こんな映画、売れるわけないよ。よく作ったね・・・。