2009/03/26

Jazz at Massey Hall

私は一時期Jazzを研究していたことがあった。
メインはマイルスデイビスで、彼のめぼしい作品はほとんど聴いて、自伝も読んだ。
でも、Jazzのアルバムの最高傑作はときかれたら、 massey hallと答えるだろう。
この作品は契約の関係で名前が出せないらしいのだが、チャーリーパーカーの代表作である。

いきなり始まるperdidoという曲。
ざわついた観客の声となんだかだらけた退廃的な雰囲気。
最初に吹いているのはチャーリーパーカーだと思う。別に誰でもいい。

これが、もうヤケっぱちというか、何もかも捨てたような、終わってしまった感があって、
自分が疲れてどうでもよくなったようなときに脳裏によみがえってくる。

ただし、このアルバムは1曲目以外はあまり好きではない。
マッセイホールの録音でないものやオーバーダブなどがあるらしいし。

でも、それを差し引いても、1曲目がすばらしいので名盤なのである。