2020/12/31

シーモア ―序章―

 「あれか、これか」を読んでいるときに、インターネットでいろいろ調べ物をしていたら、サリンジャーの「シーモアー序章ー」に、キェルケゴールの名前が出てくるということを知った。

ページをめくった最初のところに2つの引用があって、一つは死に至る病である。

「大工よ、屋根の梁を高く上げよ」とセットで発表されたようであるが、「大工」の方は高校生の頃読んだ。

「ライ麦」を読んで感動して、お茶の水の古本屋で全集だか選集だかを買った。

シーモアをはじめとして兄弟姉妹の話が複数あり、非常にリアリティがあるのだが、実話なのか創作なのかわからない。

創作っぽいのだが、今回「シーモア」を読んで、やっぱりこれは実話じゃないと書けないのではと感じた。