2013/08/06

堀辰雄 「風立ちぬ」

初めて読んだ。岩波文庫。

きっかけはジブリの「風立ちぬ」である。

この小説の存在は中学生の頃から知っていたが、あまり読みたいとは思わなかった。



今までに読んだことのない世界である。

「魔の山」と「若きウェルテルの悩み」をちょっと髣髴とさせたが、この小説には懐疑とか絶望とか恨みとかいったものがない。

ところどころ、言葉遣いが変なところがあると感じた。


でも、一気に読んでしまった。

特に感動したというわけではないが。


わたしはジブリの映画をほとんど見たことがないが、「風立ちぬ」は見てみたいなと思っていた。

だが、この小説を読んでしまったら、もういいや、と思えた。