2007/09/07

バリーリンドン

キューブリックの主要作で唯一見ていなかった作品。感心はしたけど感動はしなかった、といういつものパターン。三島由紀夫のような。しかし少なくとも最高傑作ではない・・・と思ってじゃあキューブリックの最高傑作って何だろうと考えたら答えは出なかった。
さてこの作品は清く正しく生きた貴族の話かと思ったらとんでもなくて、「時計仕掛けのオレンジ」にまさるともおとらない畜生な主人公。「人間失格」や「アマデウス」を彷彿とさせた。キューブリックはほんとに何を考えているのかわからない。

星をつけることにしたんだっけ。大日本人と監督ばんざいが4つって・・・
☆☆☆★★


キューブリックの主要作といえば、突撃も見ていない。ロリータも見ていない。
まだまだだ。突撃については、確かスピルバーグが、熱く語っていたのを見たことがある。これも見なくてはいけない。しかし1957とはずいぶん昔だ。多分その頃の作品だと思うが現金に体を張れというかっこ悪い邦題の作品も最近見た。キューブリックが撮ったとは思えないようなチャチな感じがした。

えらく感動したスパルタカスだって、高校生の頃夜中にテレビでやっていたのを見ただけだ。カットされてたかもしれない。キューブリックは気に入ってない作品のようだが。