2008/03/18

30 years maximum R&B

The Who のvideoで、30years maximum R&Bとかなんとかいう、ライブ映像集がある。まだビデオだった頃に買ってすぐに売ってしまったのだが、見たくてしょうがない。まず一番見たいのが、Peteのインタビューである。多分2000年頃のものだ。一番最後に、whoっていうのはうるさくてヘタでどうしようもないバンドだったが、オーディエンスもそれを好んだのさ、と吐き捨てるように言う。字幕がなかったので正確な意味はわからないがそんな自嘲的な感じだった。あとは、解散間近のライブでsister discoかなんかをやっている時に、ロジャーがPeteに近づいていくと、Peteがものすごい形相で、あきらかにこっちに来るなという意思表示をしているところとか。あと、全般的にPeteが非常に高く、頻繁にジャンプしている映像が収められている。DVD化はされなかったようで、アマゾンで探しても出てこない。


VHSテープをオークションで入手した。やはりいい作品である。Peteはデビュー間もないころも、解散して60歳くらいになったときも、同じようなことを話している。
TheWhoは音楽的にはけっして上質ではない。むしろ汚くて下劣であると。しかし、聴衆は決して上質なキレイな音楽だけを求めているのではないと。Peteは自虐的に皮肉っぽく発言しているけれど、それは実はThe Whoの素晴らしさ、偉大さ、単なるキレイな耳障りのいいだけの音楽をやっているんじゃない、ということを言っているのである。

「悪い音の方が観客を刺激する」