2008/03/11

論語

論語・・・あまりに有名だが、なんだか言い古された月並みなお説教のようなイメージを持っている人が多いだろう。私は儒教的な考えが基本的には好きであり、そうありたいと思っているが、男として、あるいは技術者として、あるいはビジネスマンとしては、論語の教えは物足りないような無力なような気がしていた。しかし最近になって、自分の心がすさんでくるのを感じると、論語をもう一度読み直さないといけないのではと思った。といっても論語なんか全部は読んだこともないのだが。

剛毅木訥近仁

巧言令色鮮矣仁

これらは私の基本ポリシーである。

君子豹変、小人革面

論語を探してもないとおもったら、これは易経の言葉だそうである。

これも好きな言葉

至於犬馬、皆能有養、不敬何以別


鞠躬如と言う言葉はたまに聞くが意味はよく知らなかった。調べて見ると身体を鞠のように丸くして、門をくぐった、つまり遠慮がちにつつましく通る、という意味のようだ。すっかり忘れていることである。

そういえば敬愛するjohn rydenが孔子はロクでもないやつだ、とどっかで言ってたな。

論語を読んでいると、恥ずかしくなってくる。いつの間にか私は「小人」になって、利ばかり求めて、謙虚さややさしさや思いやりを忘れてしまった。孔子のいっていることなんかたいしたことじゃないと思っていたけど、改めて読み直してみると、いったい何者なんだろうと不思議になるくらい、異常なまでの常識人だ。確か論語にもそういう記述があったと思う。