2018/09/15

ダークナイト

原題をよく見てほしい。dark nightではなくdark knightである。

2008年公開
監督 クリストファー・ノーラン

この映画も気になっていたが観ずにいたものである。

テレビで品川祐が薦めていたのを見たが、周りはそれほどでもない、みたいな反応だった。

すっかり引き込まれた。コミカルなシーンは皆無だが、
感動的な場面はある。

ブラック・レインとは比べるべくもない傑作だった。
大人と子供である。

やはり英語字幕で観たがセリフの理解度は50%くらいだっただろうか。

映像は美しく抑制的で、これだけでも圧勝である。

この映画も悪役を演じた役者が亡くなるという事件が起きているが、
ジョーカーの悪役としての迫力は異常なほどで、これも佐藤の比ではない。



ブラックレイン

駄作

1989年
監督 リドリー・スコット

ようやく観た。公開からもう30年近く経っている。

公開当時はかなり話題になった。
一番の理由は出演した松田優作が公開後まもなく亡くなったからだろう。

しかし私は当時から今まで、それ以外には特に観るべき価値のない映画に思えてならなかった。

主演がマイケルダグラス。松田優作、高倉健が出演。
日本が舞台。

監督はエイリアン、ブレードランナーなどを撮った有名な人だが、
私は彼の撮った映画を一つも見たことがなかった。

パソコンにBlue-rayドライブをつけたのでその動作確認のために選んだのがこの映画だった。

英語字幕で観た。
会話が速くて、表現も口語や俗語が多いのか完全には把握できない。

日本語は字幕にならない。


日本の街に水蒸気のようなものが出ている。

ニューヨークなどでそういう情景を見たことがあるが、日本にはない。

ロケは日本だけでなく香港やアメリカでセットを作ってもおこなわれたらしいが、

違和感というか作り物っぽさがあった。


暴走族のような連中がオフロードバイクに乗っているのも違和感があり、興覚めした。

酒場の壁に「諸行無常」などと書いてあるのも滑稽。

警官が集団でライフルを持っていたりする。

安岡力也、内田裕也、島木譲二、ガッツ石松などのベタベタなメンツ。

「ブラックレイン」の意味が語られるが唐突でとってつけた感が否めない。


すべてが安っぽく、商業映画だなと感じた。

30年間も観る気にならなかったのも無理はなかった。