約束の地に入ったイスラエル民族は案の定主を離れて偶像崇拝を始める。
ただ主は見捨てることなく、「さばきづかさ」を起こして治めさせる。
さばきづかさというのは、モーセやヨシュアほどの権力というかカリスマ性はなかったようである。
彼らが治めて落ち着き、死ぬとまた偶像に走るということが繰り返される。
そのひとりが有名なサムソンである。
「サムソンとデリラ」という映画がある・・・と思ったら映画ではなくてオペラのようだ。
どっちにしても見ていない。
サムソンは人間離れした力持ちだったが、妻であるデリラはペリシテびとに利用されてサムソンの力の秘密が髪の毛にあることを聞き出し、サムソンは髪を剃られ捕らえられ両目をえぐられる。しかし再び髪の毛が生え始めて、ある日ペリシテびとたちの前で「戯れ事」をさせられることになったときに、その家の中柱を倒して自分とともに3千人程のペリシテびとを殺す。
最後の方で、ベニヤミンびとの住むギベアで彼らが起こしたみだらな事から猟奇的な殺人事件が起こり、それをきっかけに内紛となってベニヤミン族が滅びそうになるがなんとか持ちこたえる。
旧約聖書のヘブライ語と英語の対訳が読めるサイトを見つけた。
http://www.mechon-mamre.org/p/pt/pt0.htm
朗読も聞ける。
例の出エジプトの6:2-3 の箇所を引用する。
יְהוָה が YHWH である。
下記は創世記の冒頭。
אֱלֹהִים が「神」である。
א בְּרֵאשִׁית, בָּרָא אֱלֹהִים, אֵת הַשָּׁמַיִם, וְאֵת הָאָרֶץ. | 1 In the beginning God created the heaven and the earth. |