2012/10/16

魔の山の文字数

トーマス・マンが書いた、「魔の山」という小説がある。
私はこれを読んでみよう思って、岩波文庫を買った。
分厚い上に上下2巻あって、最初の3章くらいまで読んで挫折している。

何度かトライしたのだがだめで、あるとき上下巻をそれぞれ半分ずつに切って、
全4巻にしてある。

先日自分のツイートやブログの文字数を数えたが、「魔の山」はどれくらいなのだろうと思って数えてみた。

1行43文字、1ページ19行。全部で1257ページある。
文字数にすると約102万(1026969)字、原稿用紙に換算すると2568枚である。

先日数えた私が書き散らしたブログの文字数より少ない。
さらに、私の文章は実文字数だが、この文字数は1ページに改行も字下げもなしにぎっしり書いたとしての計算である。


私の読書のスピードは普通だと思う。だいたい、文庫本で1ページ1分くらいが目安である。
以前、自分の読むスピードはどれくらいなのだろうと、実際に読んで測ってみたことがある。読んだのは夏目漱石の「こころ」である。

新潮文庫で、41文字×18行、738文字であるから、分速700文字程度ということになる。
こころは非常に読みやすい文体であるから、速く読めたと思う。
その後、ときどき読んだページ数と時間から速度を測ってみたが、だいたい同じくらいである。
測っていないが、「魔の山」はもっと時間がかかるだろう。


でも、もし1分1ページで読むとすると、魔の山を全部読むには1257分あればよいことになる。
21時間くらいだ。一日3時間ずつ読めば1週間で読めることになる。

そんなものか。

2004年発行のものだから、もう最大8年くらいは経っていることになる・・・。