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旧約聖書を読む (8) ルツ記

非常に短い書である。4章しかない。

ルツというのは女性、モアブの女である。
夫に先立たれ、同じように夫に先立たれたしゅうとめと一緒にベツレヘムへ行き、
ボアズという親戚の妻となり、オベデという子を産む。
オベデはダビデの祖父にあたる。

聖書では女は現代から見ると差別としか言えない扱いをされているが、
この書では女しかも外国人が主人公になっていてしかも非常に立派な人だと書いてある。

ルツの夫とその兄弟とその夫の父が死んだため、「死んだ者の名が・・・断絶しないようにするためです」とある。

ボアズはルツをめとると同時にエリメレク(しゅうとの夫にあたる)の「地所をあがなう」。このことを「嗣業を伝える」と言っている。

ただ、ルツはボアズに嫁ぐのだからエリメレクの土地はボアズに引き継がれて残るのはボアズの嗣業であり、ボアズの子孫だから「死んだ者の名」どうこうはあまり意味がないように思うのだが・・・


話は変わるが、ルツが「落穂を拾う」場面がある。私は「落穂拾い」というのは、農家が収穫時にこぼした穂を回収する行為で、ルツは収穫を手伝っていると思ったのだがそうではなく、それは拾った物は自分の物にすることができる、ということなのだった。

ボアズは収穫のさいにわざと落としてルツに拾わせまでする。

落穂のことについてはモーセの律法でも言及されていた。
これが外国では義務のようになっているチップの起源だろうか?


私はチップをあげるのも、もらうのもなんだか嫌なのだが・・・。